屋根葺き替え現場の本体工事完了、棟下地には必ず天然木を使う理由

先日ご紹介した屋根葺き替え現場の本体工事が完了しました。

今回の屋根は縦葺きの屋根で、屋根本体の工事自体は1日半ほどで仕上がった形です。

屋根の大きさは約120平米ありますので、決して小さな屋根ではありませんが、段取りよく工事を進めることができました。

今回、特にお伝えしたいポイントは棟の下地に使用する木材についてです。

私たちは、棟の下地には必ず天然の木材を使用します。

最近では、人工木材を棟下地に使うことがとてもポピュラーになってきています。

たしかに人工木材は腐りにくいというイメージがあり、便利な材料として使われることも多いです。

しかし、屋根の上という環境は非常に過酷です。

特に夏場の屋根の上はかなりの高温になります。

人工木材は熱に弱い性質があるため、屋根の上で使用すると数年で劣化してしまうことがあります。

ひどい場合には、ボロボロになってしまうこともあります。

そのため、私たちは棟の下地には必ず天然の木材を使用しています。

屋根工事は、見えなくなる下地部分こそ大切です。

表面だけきれいに仕上がっていても、下地が長持ちしなければ意味がありません。

今回の現場では、屋根工事とあわせて外壁塗装のご依頼もいただいておりました。

外壁の塗装工事は、屋根工事の前に完了しています。

お客様からは、軒天や雨どいなども一緒に塗装してくださいというご要望がありました。

しかし、現場を確認したうえで、私は見積もりの段階で正直にお伝えしました。

今の状態のまま塗装しても、数年で剥がれてしまう可能性が高いです。

古い塗膜をすべてきれいに落としきることができれば、塗装の持ちは良くなります。

ただし、現在のように傷みが進んだ状態で無理に古い塗膜を落とそうとすると、今度は基材そのものを傷めてしまう可能性があります。

そのため、ここは塗装ではなく、新しく上から板金で仕上げた方が良いとご提案しました。

お客様にもその内容をご理解いただき、屋根工事が終わった後の作業として、軒天板金工事を進めていくことになりました。

画像では、軒天に下地を打ち、壁際の役物板金を取り付けているところです。

塗れば一時的にはきれいになります。

しかし、長持ちしないとわかっている場所に無理に塗装をすすめることは、私は良い工事だとは思っていません。

塗装で良い場所、塗装ではなく板金で仕上げた方が良い場所。

そこをきちんと見極めて、お客様にとって長く安心できる工事をしていくことが大切だと思っています。

また工事の進捗状況をお伝えしていきます。

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