立て葺き屋根のカバー

2021年3月2日更新

立て葺き屋根のカバー

現在進行中の立て葺き屋根の現場ですが

 
外壁部分とか軒天等はまだ工事中ですが
 
屋根は仕上がりましたので、通しで
 
ご紹介致します。
 
上の画像の出っ張り部分をフラットにする
 
イメージで外していきます。

こんな感じです金属の役物をバラすと木材が

 
出てきますので、それも撤去します。
 
そうするとドブ板と言われる平板を
 
立ち上げ加工した形が残るので
 
立ち上げを足で潰して平板に戻すイメージ
 
です。

平にしたら合板を貼りますが、ここ迄の

 
ポイントはドブ板はバラさない事なのですが
 
ここ迄バラすとドブ板はもう勝手に取れます
 
なので外した方が工事をやった感はでますが
 
ボロボロになった下地材等がご近所さんに
 
飛んだり、防水性が落ちるので我々は
 
バラさずに逆にビスで止めてしまいます。

もう一つのポイントは帰る時迄にルーフィング

 
が貼れる範囲までしかバラさない事です。
 
ブルーシートで養生すればバラしても
 
大丈夫なのかも知れませんが我々リルーフ
 
は屋根にブルーシートを掛けて帰る事は
 
絶対にしません。
 
いつ突風がくるかは天気予報でも分からない
 
のでブルーシートのままでは夜心配で
 
眠れなくなるので毎日完璧にして帰ります。

合板を貼ったら軒先役物と下葺き材を貼り

 
屋根本体の立て平葺きを貼ります。

谷部分は掴み込み水上部分は立ち上げ加工を

 
します。

そしたら棟下地を打ちますが、コレは大貫と

 
言う木材を使います、屋根材からは離れて
 
いるので人工木材のタフモックや金属下地を
 
使う必要はありません。

棟下地に棟板金を被せる前に面戸と言う板金

 
で木下地に蓋をします、コレは雨風が入り込む
 
のを防ぐ事と鳥などが入らないようにする
 
為です。

棟板金を取り付けて完成です。

足跡が残ってますが、新品の板なので一度雨

 
が降ると殆ど消え残ったとしても直ぐに綺麗に
 
なるので心配は要りません。
 
雑巾で拭いたりすると細かい傷が出来ますし
 
水洗いするのも危険なので、このままが一番
 
自然です。
屋根以外の工事はまた後日、ご紹介致します。

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