サン葺きトタン屋根から立平葺きカバー
2020年12月26日更新
サン葺きトタン屋根から立平葺きカバー
今回の工事はカバー工法と言えるかどうかは
微妙な感じで少しだけバラす半カバーみたいな
感じになります。
この既存の屋根に合板を直に貼るとカバーと
言えるのですが今回は少し劣化が激しく
軒先付近の木材も弱っているのでサン木のみ
バラしていきます。
先ずはキャップの様な板金をバラします
こんな感じです。
次にドブ板と呼ばれる平場の板とサン木に
打たれた釘を抜き木材だけを抜いていきます。
この時一緒にドブ板が持っていかれ無い様に
所々ドブ板はビス打ちしておきます。
サン木を抜いた後はドブ板の立ち上げを足で
踏み平らにします他社さんはドブ板ごと
撤去する工法が殆どだと思いますが、我々は
ドブ板を残します。
理由としてはドブ板を取ると下地のボロボロ
になったルーフィングの掃除手間が増える
事や風が吹くと近隣に飛んで行く事、
既存の屋根が残る事で半カバーの様になり
万が一の雨漏りも既存屋根が受けてくれる事
勿論、経費削減が一番の理由ではあります。
その後合板を敷き詰めるのですが、ビスは
必ず下地の垂木と言う屋根の骨組みの様な
頑丈な木材を狙って打ちます、垂木は尺五寸
ピッチで入っているので6尺の合板を使用
すれば必然的に始めの板のジョイントを
垂木の真ん中に合わせるだけで次の
ジョイントも垂木の真ん中になります。
その後下葺き材のゴムアスルーフィングを貼り
ひと段落になります、大きな面積を工事する時
も帰る時には必ずこの状態になる迄帰れ無い
ので、この状態に１日に出来る分しかバラし
ません、途中迄やってブルーシートをする
業者さんも多いのですが我々リルーフは
ブルーシートでの養生は原則禁止でやってます。
明日に続きます。
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