セメント瓦の現場調査 富士市富士宮市
2020年8月3日更新
セメント瓦の現場調査 富士市富士宮市
コチラは普段お世話になってるリフォーム店様
からの補修工事のご依頼の屋根で
セメント瓦のサントピアAタイプという
屋根材です、セメント瓦やモニエル瓦は
陶器瓦と違い経年劣化により表面加工が
取れてくるとモロくなります。
かなり前に誰かが屋根材を割った補修の後
があり、雨漏りはしてないそうですが
割れた瓦の箇所から下に向かって広がる
様に瓦桟が腐って屋根材が凹んでいました。
製造会社は3年ほど前に閉鎖されていますので
替えの屋根材はありません、あっても
取り替えが非常に困難な構造です。
何とか考え補修をする予定です。
この辺りではあまり見かけない屋根材で
私も修理を依頼されたのは今回初めてです。
ところが。
我々が工事部として所属するホームセンター
からの調査依頼で上記の現調の3日後に
伺ったお宅も、全く同じ屋根材で同じ
症状でした。
コチラは雨漏りしていて結構野地板の腐食も
進んでいました。
お施主様のお話では塗装屋さんが屋根塗装
して誤って割ってしまいコーキング処理を
して誤魔化したようです。
割った直後ならば直すのも楽ですが、コチラ
も瓦桟の腐食で屋根材が凹んでいるので
広範囲に屋根をバラさないと直りません。
この様な瓦はカッコいいのですがメンテナンス
が難しく塗装で防水性を保っていくには
一度表面加工が取れたら専用塗料での
メンテナンスになるのですが、防水性を保つ
には数年おきの工事が必要になり、とても
お金がかかってしまいます。
長い目でみた時には早めの葺き替えを
お勧め致します。
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