屋根材、壁材の当たり外れ

2020年5月18日更新

屋根材、壁材の当たり外れ

 

外装材にも色々とありまして、私一推しの

 
石付き屋根もメーカーや同じメーカー内でも
 
作る工場が違ったりすると物が悪く
 
石がとれてしまう事例もあります、新築工事の
 
下請け工事ならば材料は指定されるのですが
 
自分が元請けの場合は勧めた材料も自分の
 
責任になりますので材料のリサーチは必至です
 
 
石付きに関しては私はニュージーランドの
 
元祖40年の歴史のある工場の物しか使いません

またスレート系やシングル系のような新建材的な

 
材料も20年位前から新築の依頼であっても
 
お断りしています、これによりかなりの仕事を
 
失い苦しい思いもしました。
 
屋根材の基材には昔から実績のある金属系で
 
なければ安心出来ません、
 
屋根材の形や基材の表面塗装にも悪い商品は
 
沢山ありますので、そこら辺も使用しないよう
 
にしています。
 

屋根材に限らずビスや部材にも悪い商品は沢山

 
出てまして、画像の樋吊り金具は樋を支える
 
皿の部分がステンレスで打ち込む部分が鉄なので
 
年月が経つと外れてしまいます。

外装材もこの三点でも同じ位の築年数で差が

 
大きいのが分かります、金額的な事はあまり
 
関係無く当時の最高級のサイディングが
 
9年でジョイントが全部剥がれていた物件も
 
ありました、窯業系サイディングは大ブームで
 
すので最近の物は研究も進んで当たり外れが
 
少ないように思えますが、コチラも15年程前から
 
施工はお断りしている商品です。
 
 
この様な建材は不具合が確認されても電化製品や
 
自動車のようにリコールを発表する事は無く
 
隠してしまう事が殆どですので、使う職人が
 
使用を控える事しか対応策はありません。
 
コチラがメーカーに商品のダメ出しをしても
 
全く聞く耳は持ってくれません。
 
また不具合が確認されてもメーカー側は施工が
 
悪いように話を持って行くので保証も難しい
 
のが現状でクレーム対策のためか分厚い
 
マニュアルを新商品が出る度に作成しています。
 
 
建材等は発売されて皆さんが使っているから
 
安心って事は無いので細心の注意が必要です

また不具合が確認されてる
 
商品をリフォームの際に塗装し
 
てしまい塗装後に壊れる事も
 
よくある話です、塗料の知識
 
よりも材料の知識のある人に
 
調査をお願いする事が
 
リフォームのコツです。
 

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