3社の修理でも止まらない大型倉庫の雨漏り|ベンチレーターの現場調査と修理方針

大型倉庫のベンチレーターからの雨漏りを調査

今回は、大型倉庫の屋根に設置されているベンチレーターからの雨漏り調査に伺いました。ベンチレーターとは、自然換気を行うために屋根に取り付けられている設備です。

前回は、当社が所有する10メートルの高所作業車では調査箇所まで届かず、詳しい確認ができませんでした。そのため、今回は12メートルの高所作業車を借りて調査する必要があることをご説明し、有料での現場調査・お見積もりをご了解いただきました。

調査前の段階で、私が考えていた修理方法のお見積もりは提出しています。そのうえで、実際に確認して別の原因や不具合が見つかった場合には、追加のお見積もりをご提出することもお伝えしていました。

高所作業車でベンチレーターを確認すると、推測していた箇所に不具合が見られました。

そこで、事前に提出したお見積もりの範囲内で、ベンチレーターの「羽釜」と呼ばれる部分から「面戸」にかけての水の流れを変えるため、板金部材を加工して取り付ける方針となりました。

これまでに3社が修理したものの、雨漏りは止まっていないとのことです。今回、私が着目した箇所には、その水の流れを変える処置がされていませんでした。ここを改善することが、雨漏りを止めるための大きな一歩になると考えています。

修理の見通しと限界も、正直にお伝えします

今回の方法で雨漏りが止まる可能性は高いと見ています。ただ、工事前の段階で「100%完全に止まります」と言い切れるかというと、正直なところ、そこまでは断言できません。

この工事によって、今回確認した箇所から水が内部へ入るリスクは大きく減らせると考えています。仮に雨漏りが残ったとしても、この部分の改善は必要な処置であり、無駄な工事にはならないというのが私の見立てです。その場合には、残る浸入経路を調べ、次の方法を検討します。

最初から「100%ではありません」とお伝えすると、無責任に感じられる方もいるかもしれません。しかし、雨漏りには原因が比較的わかりやすいものもあれば、今回のように複数の業者が修理しても止まらず、原因の特定が難しいものもあります。

だからこそ、私は修理の見通しだけでなく、不確かな部分もお客様にお伝えし、ご理解いただいたうえで工事をお引き受けしています。

「100%完全に止めます」という言葉は頼もしく聞こえますが、どのような建物や雨漏りに対しても約束できるものではないと私は考えています。

これまでの工事を振り返っても、雨漏りを解決できなかった例は本当に数件ほどです。その中には、部分的な修理では対応できず、建物の構造そのものに手を入れなければ解決が難しいものもありました。

今回も、確認できた不具合と水の流れをもとに、改善に向けて精一杯取り組んでまいります。

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