









今回は、劣化して外れてしまった破風板の復旧工事を行います。
復旧工事といっても、こちらのお宅の場合は劣化がかなり進んでしまっており、破風板だけを取り替えれば済むという状態ではありませんでした。
屋根のケラバ側も部分的に穴が開いているような状態になっており、かなり深刻な状況です。
本来であれば、破風板を支えている母屋に新しい破風板を打ち直せばよいのですが、今回はその母屋自体が腐ってしまっていました。
そのため、普通に破風板を取り付けることができない状態です。
こうなると、屋根の上を通して、まだ腐っていない母屋の方から強度を確保し、新しい屋根を部分的に作り直すような工事が必要になります。
そして、その新しく作った屋根部分から破風板を吊るようなイメージで復旧していきます。



この日は、お昼前から雨が降ってくる予報でした。
そのため、まずは4カ所あるうちの1カ所だけでも下地を仕上げることを優先して作業を進めました。
1カ所だけでも下地が仕上がれば、そこから板金役物の寸法を取ることができます。
寸法を取ることができれば、加工場で板金役物を製作する段取りに進めるため、雨が降る前に何とかそこまでは終わらせたいところでした。
劣化が進んでいる現場では、ただ見えている部分を直すだけではなく、どこから強度を取るのか、どこまで解体して復旧するのかを慎重に考える必要があります。
今回は、なんとか無事に強度を確保できるところまでは進めることができました。
とりあえず一安心です。
引き続き、板金役物の製作と取り付けを進め、しっかり復旧していきます。