








| 施工内容 | 屋根カバー工事 |
|---|---|
| 使用材料 | レクトプルーフ |
| 施工期間 | 1週間 |
| 価格 | 160万円 |



2回の補修でも止まらない雨漏り。屋根全体の状態を確認してカバー工事をご提案
他業者による補修後も雨漏りが続いていました
今回のお客様からは、「雨漏りを見てほしい」とご連絡をいただきました。
お話を伺うと、私たちへご相談いただく前に、別の業者に2回ほど雨漏りを見てもらっていたそうです。直近の雨漏り補修工事も終わったばかりでしたが、雨漏りは全く止まっていないという状況でした。
天井側と屋根上の両方から状況を確認
まず天井側を確認したところ、屋根の下り棟に沿って、全体的に雨染みが見られました。
その後、屋根に上がり、以前の補修内容も確認しました。しかし、行われていたのは、雨漏りしている位置より下側の部分にコーキングを施すといった簡易的な処置でした。
今回確認できた雨染みの広がりからすると、その部分だけを補修しても、原因の解消にはつながらないと判断しました。
部分補修では対応できないと判断し、屋根カバー工事へ
今回の雨漏りは、一部分の隙間を塞げば解決する状態ではなく、屋根全体のルーフィングなど、防水下地の問題として考える必要がありました。
お客様には、コーキングによる部分補修を繰り返しても雨漏りを止めることは難しく、今回は屋根カバー工事が必要であることをご説明しました。
雨漏りは、室内に水が出ている場所だけを見て、その近くを塞げば直るとは限りません。今回は天井側の雨染みと屋根の状態を確認したうえで、屋根カバー工事を行うことになりました。






工事前の様子。雨漏りが激しい箇所を先に仮防水
今回は雨漏りが激しく、お客様から「ブルーシートをかけるなど、なんとか養生してほしい」とお願いされました。
私たちは安全面を考え、ブルーシートによる屋根の養生は行っておりません。そこで、本工事に先立ち、雨漏りが激しい箇所だけに粘着層付きルーフィングを施工し、仮防水を行う方法をご提案しました。お客様にもご了承いただき、作業を進めました。
棟板金を外してみると、やはり内部のルーフィングは傷み、破れている状態でした。また、下り棟の周辺には、以前の業者が雨漏りを止めようとしたのか、多くのコーキングが塗られていました。
しかし、今回コーキングで塞がれていたのは、本来、水を逃がすために必要な部分です。ここを塞いでしまうと、入り込んだ雨水が排出されにくくなります。ルーフィングの傷みに加え、こうした補修によって雨水の逃げ道が塞がれたことも、雨漏りの範囲が広がった一因ではないかと考えました。





屋根工事の前に、箱樋と笠木のジョイントをステンレスでカバー
こちらの屋根には、軒先に一般的な雨樋が付いていません。屋根の周囲がパラペットで囲まれており、その内側に板金で作った「箱樋」が設けられています。
既存の箱樋と、パラペットの上を覆う笠木板金はステンレス製で、ジョイントはハンダで接合されていました。ステンレス自体は錆びにくい材料ですが、年数が経つとハンダ部分に亀裂や剥がれが生じることがあります。特に箱樋のジョイントは、接合部の不具合が雨漏りに直結するため、注意が必要です。
そこで、足場がある今回の機会に、ジョイント部分をカバーしておくことをご提案しました。同じステンレスでカバーを製作し、ブチルテープとシリコンコーキングを併用して取り付けました。既存のハンダに亀裂が入った場合でも、その部分へ雨水が入り込まないようにするための施工です。
屋根材を施工した後では作業がしにくくなるため、この部分を先に仕上げてから屋根カバー工事へ進みました。







レクトプルーフによる屋根カバー工事が完成しました
棟板金や下り棟の板金をすべて撤去し、いつものように粘着層付きルーフィング「カスタムライト」を施工しました。その後、軒先水切りの取り付けや下り棟の下地木などの作業を進め、レクトプルーフを葺いていきました。
施工手順は普段ご紹介している内容と同じため、今回は細かな説明を省きますが、防水下地から各部の納まりまで、一つひとつ確実に施工しています。
今回は下屋根と玄関ポーチの屋根も施工しました。こちらも端部や下地木まわりの防水処理をしっかりと行い、無事に工事が完成しました。
工事後には大雨が降りましたが、雨漏りは発生せず、無事に止まったことを確認できました。補修を繰り返しても止まらなかった雨漏りが解消し、お客様にも安心していただけました。
このたびは工事をご依頼いただき、ありがとうございました。