








本日は屋根の葺き替え工事初日です。
現在使用されている屋根材は、今は廃盤となっている積水のカワラU。
しかも勾配は一寸。
カワラUの適応勾配は2寸からです。
つまり、この屋根はそもそも適用外。
当時、アスベストが入っていた頃のカワラUは非常に強く、画期的な商品として爆発的に売れました。
しかしアスベスト廃止後は耐久性が落ち、塗装が早く傷み、長持ちしない屋根材へと変わってしまいました。
お客様は「塗装すれば長持ちする」と思い施工されていました。
ですが、塗装というものは下地が劣化してしまえば守る力はありません。
むしろ、剥がれかけた塗膜の隙間から水が入り、劣化を加速させてしまいます。
塗装で屋根は延命できるのか。
答えは、下地が健全なうちだけです。
今回も見積もり段階では瓦の下がどうなっているか分かりません。
すべて予測での見積もりです。
だからこそ、解体初日は“作戦会議の日”でもあります。



今回は下地が通常の合板でした。
これは正直、ホッとするパターンです。
古いカワラUを撤去し、
新しい合板を増し張り。
粘着層付きルーフィングを施工。
ここまでが初日の工程です。
朝の解体段階で寸法を取り、
今回施工する縦平葺きは長さ指定で製作依頼。
その日のうちに加工され、翌日搬入されます。
同時に、
軒先水切り
ケラバ水切り
雨押さえ
これらは作業場で製作。
屋根工事は段取りで決まります。
明日一日で仕上げます。
一寸勾配の屋根に、今度こそ適切な屋根材を。
形だけではなく、雨仕舞いで守る工事です。