現場から感じる塗膜の無意味さ 保護などされてません。

コチラは築40年か50年かといった建物の破風板、鼻隠し板もちろん木製です、一見ボロボロにみえますがボロボロになっているのは塗膜です、厚い木材ですので表面ば痛んでますが中はしっかりしてるのでビスも釘も充分効きます、最後の画像は塗膜が剥がれてるのがはっきり分かります、元々塗膜が無いとしたら逆にこんなに見た目が悪く成りません、そしてこのペラペラの塗膜で、この厚い木材を保護出来てるとも思えません、逆に水を含んで木材を湿らせる悪い働きをしていると見て取れると思います、木部は伸縮が激しいので塗装は難しいです、でもコレだけ剥がれてても腐って無いので塗膜で長持ちしている訳では無い事は充分わかります、塗装と言うのは見た目だけの役割です、木部の上に少し見える鉄分も錆が出てます、コレも塗装が取れたからサビたのでは無く鉄が水に当たり寿命がきたので錆が出て塗膜が剥がれてきたのです、ここを勘違いして上から塗装すればサビ無くなると思って塗装するのですが、どれだけ塗装しても寿命は抑えられませんので塗膜の中でサビ続けてしまいます、そしてまた塗装が剥がれサビを落とし塗膜を乗せて、最終的には鉄分が無くなり塗膜だけになります、塗装で長持ちさせているのでは無く劣化具合を塗膜で誤魔化しているだけで、逆に水を含ませたりサビ落としのケレンで鉄分を薄くさせたりで本来の寿命を縮めています、塗装とは見た目を良くしますが、それなりの代償もありますし、長持ちさせる事は無いと言う事を知って欲しいです。

それではどうするかと言うと木部は板金を被せる事で30年は見た目の心配は有りません、鉄部は元々板金なので貼り替えとかカバーで直すしかないです、塗装は無意味です。

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