瓦からの葺き替え工事時の工夫
2020年5月10日更新
瓦からの葺き替え工事時の工夫
重さの問題で、特に大きな地震の後などには
軽量化したいとの、問い合わせはあります、
雨漏りの修理などもありますが平場からの
雨漏りなら部分的でも全体的に同じような劣化
具合なので葺き替えや同じ瓦わ使っての
葺き直しになります。
になり一般的な80平米位の屋根で大体
150万円位かかります、雨漏りの修理
は部分的にも出来るのですが、全体的に
瓦屋根を全部外して下地防水を新しく変えて
新しい瓦屋根に葺き替えて150万円位
外した瓦を再利用して使う場合でも
140万円位とそれ程変わりません
それはおかしいって思われる
んですが、瓦の材料代は1枚200円位と意外と
安く手間賃がほぼ工事代をしめてます、
しかも再利用となれば綺麗に外して仮置きして
切断加工された瓦は同じ場所に使わないと
ならないので更に手間賃がかかるので新品と
変わらなくなります。
大体は建物の築年数を考慮して軽量化の工事を
選ばれます。
瓦の下地は色々ですが和瓦の下地は大体↑の
画像のように防水ルーフィングの上に杉皮が
あり、その上に瓦桟が打ってあるパターンが
多いです、屋根替えでは普通はここから瓦桟
を外して杉皮を外してとなりますが、
我々リルーフではこれ以上は
絶対にバラしません。
ではどうするか?何故か?というと
軽量化した場合は機能が劣ってしまいます、
それを少しでも補う為に
新しい横桟を打ち、その上に合板を取り付ける
事で空気層が出来ますので断熱性と防音性を
作れます、また今迄の防水下地もそのまま
なので、工事中も工事後も防水性がアップし
ます。
部分の合板が見えてしまうので板金役物を
作り取り付けて、そこに合板を差し込んだり
の工夫をします。
施工出来ます。
強めの物を使いますが水が集まる谷部分には
更に強い粘着層付きルーフィングと言う物を
貼ります。
したら、やり直しは出来ませんので慎重に
行います。
これ迄の一連の作業を全部同じ職人が行います
解体作業は解体業者が合板貼りは大工さんが
屋根工事は板金屋や瓦屋さんがと分割される
業者さんがいますが、その場合現場の大きさ
にもよりますが、次の業者にバトンタッチ
する迄ブルーシート養生する時があります
リルーフではブルーシートで養生は絶対に
しません、その日出来る範囲を決めて確実に
ルーフィング迄出来る範囲で解体と施工を
して帰ります。
途中の部分はルーフィングを多く重ねたり
それでも怖い時は粘着層付きルーフィングを
既存屋根との取り合い部分に貼って帰ります。
それでも雨漏りしたらの事も考えて保険も
入ってますが、一度も使わずに済んでます。