








| 施工内容 | 屋根外壁カバー |
|---|---|
| 使用材料 | マックスハイプルーフ、ダンサイディング |
| 施工期間 | 2ヶ月 |
| 価格 | 450万円 |



今回の現場は、静岡県富士宮市のお客様からのご依頼です。
以前から私のYouTube動画を熱心にご視聴いただいていたお客様で、屋根や外壁リフォームについてご相談をいただきました。
最初のお話としては、外壁塗装と屋根カバー工事をご希望されており、私にご相談いただく前にも、すでに何社か相見積もりを取られていたそうです。
そもそものきっかけは、出入りされていたガス業者さんから「リフォームをしませんか」という形でお見積もりの提案を受けたことだったそうです。
私にも同じようにお見積もりのご依頼をいただき、現地を確認したうえでご提案をさせていただきました。
ただ、私の見解は他社さんとは少し違いました。
屋根の上に窯業系サイディングの壁が立ち上がっている部分があり、そこは雨水が当たりやすい場所でした。
現状では、まだ深刻な劣化というほどではありませんでしたが、今後のことを考えると、この部分はかなり傷みやすいと感じました。
そのため、お客様には、
「ここは塗装で仕上げるよりも、水に強い金属サイディングにした方が絶対に良いと思います」
とご提案させていただきました。
そのご提案をお客様がとても気に入ってくださり、後日、打ち合わせで弊社事務所にお越しいただいた際に、金属サイディングの実物サンプルも見ていただきました。
実物を見ていただくと、さらに気に入ってくださり、
「これは家全体を塗装ではなく、金属サイディングにしたくなってしまいました」
というお話になりました。
そこから全体的に金属サイディングで仕上げる方向でお話がまとまり、今回の工事をご依頼いただくこととなりました。
単純に塗装で済ませるのではなく、雨水が当たりやすい部分や今後傷みやすい部分を考えながら、長持ちする外装リフォームとしてご提案させていただいた現場です。







今回の屋根カバー工事で使用した屋根材は、マックス建材の「マックスハイプルーフ」です。
YouTube動画でもご紹介させていただいてから、とても評判の良い屋根材で、少しずつ受注も増えてきております。
私自身も、非常に素晴らしい屋根材だと思っています。
こちらのお宅の屋根は、10寸勾配の急勾配屋根でした。
そのため、屋根足場を設置しての作業となりました。
写真で見るよりも、実際に屋根の上に上がってみると角度はかなりきつく、作業としてはとても大変な現場でした。
ただ、その分、下から屋根がよく見える建物でもあります。
屋根がよく見えるということは、仕上がりの印象が建物全体の見た目に大きく関わってきますので、職人としては非常にやりがいのある現場でもありました。
実際に仕上がってみると、マックスハイプルーフ特有の立体感がしっかりと出て、とても美しい屋根になったと思います。
マックスハイプルーフは、0.6ミリという非常に厚いガルバリウム鋼板を使用しており、さらに濃度の高い塗装がされています。
そのため、見た目の美しさだけでなく、長期的な耐久性にも期待できる屋根材です。
急勾配の屋根は、施工する側としては簡単ではありません。
安全対策も必要ですし、一つひとつの作業にも時間がかかります。
しかし、今回のように下から屋根がしっかり見える建物では、良い屋根材を使うことで、仕上がりの存在感が大きく変わります。
機能的にも、見た目的にも、今回の建物にとても合った屋根カバー工事になったと思います。





外壁カバー工事
今回の外壁カバー工事では、LIXILの金属サイディングを使用しました。
金属サイディングの中でも上位グレードの外壁材を選んでいただき、見た目にも非常に高級感のある仕上がりになります。
色も単色ではなく、何色も使われた深みのあるデザインとなっており、金属サイディングでありながら、外壁全体にしっかりと表情が出る材料です。
また、見た目だけでなく、塗膜の性能も高い外壁材です。
フッ素の含有率も高く、屋根材と同様に、美しさが長く保たれることが期待できます。
工事の方は、いつものように、まずサッシ周りなどの開口部にブチルテープをしっかりと貼っていきます。
その上から透湿防水シートを貼り、さらに空気層を設けるために木下地を打っていきます。
金属サイディングは、表面の外壁材を張れば完成というものではありません。
その前の下地作りと雨仕舞いがとても重要です。
今回も、下地を作った段階で、万が一外壁材の内側に雨水が入り込んだとしても、しっかり外へ抜けるように施工しています。
つまり、金属サイディングを張る前の段階で、雨仕舞いとしてはかなり安心できる状態を作ってから仕上げに入っています。
金属サイディングの良いところは、見える部分にシーリングをなるべく使わずに、防水性を確保できるところです。
一般的な外壁工事では、どうしてもシーリングに頼る部分が多くなりますが、シーリングは年数が経つと劣化していきます。
そのため、私たちはできるだけ見える部分にシーリングを打たず、板金の納まりや下地の防水処理で雨仕舞いを作ることを心がけています。
見た目の美しさだけでなく、長く安心できる外壁にするために、下地からしっかりと作業を進めていきました。








今回、外壁を金属サイディングでカバーするにあたり、外壁に付随するいくつかの工事も一緒に行いました。
まず、換気扇のフードは新しく作り直し、交換しました。
外壁を新しく張る場合、既存の換気フードや配管まわりの納まりも変わってきますので、必要に応じて作り直すことで、見た目も雨仕舞いもきれいに納めることができます。
また、勝手口のドアが今後必要なくなるということで、霧除けと一緒に撤去し、その部分を壁にしてほしいというご依頼もありました。
使わない開口部をそのまま残しておくと、今後のメンテナンスや雨仕舞いの面でも気になる部分になりますので、今回の外壁工事に合わせて壁として納めました。
さらに、出窓のガラス面がまぶしく、結露も気になるということで、こちらも板金で塞いでほしいというご依頼がありました。
このように、外壁カバー工事を行う際には、外壁材を張るだけでなく、建物に付随する細かな部分の処理も非常に大切になります。
中でも一番驚いたのは、玄関ポーチの柱でした。
私は初めの段階から、この柱は洋風のデザインパーツが付いているため、この先メンテナンスが大変になりますよとお伝えしておりました。
今回、外壁を金属サイディングにするのであれば、この柱も一緒に金属サイディングで仕上げた方が良いですよとご提案していました。
ただ、お客様はこの柱のデザインをとても気に入っておられたため、最後まで塗装してそのまま使うかどうか悩まれていました。
最終的には、柱も金属サイディングで仕上げることを決断していただきました。
そして実際に柱のデザインパーツを外してみると、中が腐食していることが分かりました。
特に根元の部分は、半分以上なくなっているような状態でした。
お客様も実際にその状態を見て、
「取り替えにしてよかったです」
と本当に喜んでくださいました。
もちろん、腐食していた部分はそのままにはせず、新しい柱に取り替え、必要な補強もしっかりと行いました。
そのうえで、金属サイディングを張って仕上げております。
見た目だけでは分からない部分でも、外してみると大きく傷んでいることがあります。
今回のように、外壁工事に合わせて気になる部分を一緒に確認し、必要な補修を行うことは、長持ちするリフォームにとってとても大切だと思います。





今回は、屋根と外壁の工事に伴い、付帯部分の工事も行いました。
軒天、破風板、鼻隠し、雨どいなどは、当初のお見積もりでは最後まで塗装仕上げの予定でした。
しかし、屋根も外壁もここまでしっかりとカバー工事を行うとなると、付帯部分だけを塗装で残してしまうのは、今後のメンテナンスを考えた時に少しバランスが悪いと感じました。
正直なところ、最初の段階でそこまで提案しきれていなかった部分でもあり、私自身も提案力が足りなかったなと反省するところです。
そのため、今回はサービス工事として、破風板、鼻隠し、軒天まわりも板金仕様にさせていただきました。
破風板や鼻隠しに板金を巻く前には、下地として合板を入れ、しっかりとした状態を作ってから板金を施工しています。
雨どいについても、新しいものに交換させていただきました。
正直なところ、外壁を金属サイディングで仕上げた後に雨どいを塗装するとなると、養生などもかなり大変になります。
そういったこともあり、見た目のバランスや今後のメンテナンス性も考えて、今回は新品に交換させていただきました。
鼻隠しの色はブラックです。
一方で、破風板についてはお客様のこだわりもあり、もともとの破風板の色に近いアイボリー系の色を選びました。
また、玄関の軒天についても、他の部分で使用した4山角波ではなく、少し目が細かく深みのある6山角波を使用しました。
色もブラックにして、お客様のこだわりに合わせた仕上がりにしています。
屋根、外壁、付帯部分まで全体的に手を入れたことで、建物全体の統一感も出て、今後のメンテナンス面でも非常に良い仕上がりになったと思います。
これにて、すべての工事が完了いたしました。
お客様にも大変喜んでいただき、私たちとしても本当に満足できる工事となりました。
このたびは、工事をご依頼いただきありがとうございました。