塗装はもうやりたくない。木製外壁をLIXIL iD塗装の木目調金属サイディングで全面カバー

施工内容 金属サイディング貼り
使用材料 リクシル 木目調サイディング
施工期間 1.5ヶ月
価格 300万円
目次

木目調金属サイディング全面貼り

ご依頼の経緯

こちらのお客様は、全面を金属サイディング張りにしたいというご依頼で、現場調査に伺いました。

金属サイディング張りの工事をご依頼いただくお客様の中でも、初めから全面金属サイディング張りをご希望される方は、実は半分以下となります。

多くの場合は、最初は塗装で考えていたものの、現場を確認した結果、こちらから「これはもう塗装では厳しいです」とお伝えして、金属サイディングをご提案するケースです。

または、塗装と金属サイディングの両方のお見積もりを提出し、比較していただいたうえで、最終的に金属サイディングを選ばれるパターンも多くあります。

今回のお宅は、もともと木製の外壁でした。

数年前に一度塗装をされたそうですが、その塗装が数年で剥がれてきてしまったため、お客様としては「もう塗装はやりたくない」と思われたそうです。

この判断は、非常に良い判断だと思います。

外壁の状態によっては、塗装をしても長持ちせず、数年でまた同じような状態になってしまうことがあります。

初めのうちは、木目調に強いこだわりがあったわけではなかったそうです。

しかし、実際に金属サイディングの木目調の現物を見ていただいたところ、

「すごくリアルですね」

「見た目的にもかっこいいですね」

と、とても気に入っていただくことができました。

そのため、最終的には木目調の金属サイディングを選ばれました。

今回使用するのは、LIXILの金属サイディングです。

その中でも、iD塗装という、何種類もの色を使って木目を表現した高級感のある仕上がりの製品となります。

実物を見ると、一般的な木目調とは違い、かなりリアルで重厚感があります。

全面をこの木目調の金属サイディングで仕上げることで、見た目の雰囲気も大きく変わる工事になると思います。

シート貼り 下地木工事

足場を設置した後、はじめに透湿防水シートを張っていきます。

この時に重要なのが、サッシなどの開口部まわりの処理です。

開口部にはブチルテープを貼ります。

これは、外壁の中を流れてきた水が、サッシまわりから内側に入り込まないようにするための、とても重要な作業です。

金属サイディングを張ってしまうと見えなくなる部分ですが、こういった下地の防水処理こそ、外壁工事では非常に大切になります。

今回のお宅は、もともとの外壁材が木材でした。

そのため、透湿防水シートがとても張りやすく、タッカーと呼ばれる大きなホチキスのような道具で、スムーズにシートを打ち付けることができました。

シートを全体に張り終えたら、次に胴縁を打っていきます。

今回使用する金属サイディングは縦張りで施工しますので、胴縁は横方向に打っていきます。

この胴縁によって、金属サイディングを取り付けるための下地を作っていきます。

シート張りと胴縁の取り付けは、完成後にはほとんど見えなくなる部分です。

しかし、防水性や仕上がり、今後の耐久性に大きく関わる、とても重要な工程となります。

ここまでの作業で、工事全体の日数の約2割ほどを使います。

見た目にはまだ大きな変化が少ない段階ですが、金属サイディング工事においては、とても大切な下準備の工程となります。

先付け板金役物の取り付け

金属サイディング本体を張る前に、先に取り付ける板金役物が何種類もあります。

スタート部材、サッシまわりや軒天まわりの板金、出隅の下地などです。

画像では少し分かりにくいかもしれませんが、こちらの建物はサッシの出が少ない造りとなっております。

そのため、下地の木材を打った時に、サッシよりも木材の方が前に出てしまいます。

このまま金属サイディングを張ってしまうと、サッシまわりで下地の木材が見えてしまうため、まず木材を隠すためのL型の板金を取り付けます。

その上から、金属サイディングの小口を隠すための板金をさらに取り付けます。

つまり、サッシまわりについては、板金を二重に取り付ける形になります。

この作業は、住宅ごとに収まりが変わります。

サッシの出が多いお宅であれば、わざわざ板金を二重にする必要はありません。

しかし、今回のようにサッシの出が少ない建物では、見た目と納まりをきれいにするために、このような細かい板金加工が必要になります。

この先付け板金役物の取り付けは、非常に時間がかかる作業です。

見た目には、あまり工事が進んでいないように見えてしまうかもしれません。

しかし、この板金役物を取り付け終わった時点で、実際には工事全体の6割ほどが進んだのと同じくらいの感覚になります。

金属サイディング工事では、本体を張る作業だけが大切なのではありません。

その前の下地作りや板金役物の取り付けが、仕上がりの美しさと耐久性に大きく関わってきます。

金属サイディング本体工事 完成

金属サイディング本体の施工を行い、無事に完成となりました。

リフォームでのカバー工事ということもあり、外壁まわりには水道管、コンセント、照明、エアコンの配管など、さまざまな障害物があります。

新築工事と比べると、こういった部分の加工や納まりにかなり手間がかかります。

しかし、そこはリフォーム工事に慣れた職人の手により、ひとつひとつ丁寧に、そしてスムーズに施工が進められました。

今回の工事で特にポイントとなったのが、出隅部分の納まりです。

通常の90度の出隅だけでなく、鈍角に曲がった出隅がありました。

このような部分には、通常の出隅役物をそのまま使うことができません。

そのため、金属サイディング本体をうまく折り曲げながら、違和感なくきれいに納めてくれました。

こういった部分は、まさに職人の腕の見せ所です。

また、造り出窓の部分もあり、こちらも簡単には納まらない箇所でした。

細かい加工が必要になりますが、きれいに仕上げることができました。

さらに、ガスボンベを隠すためのボックスもありました。

こちらも外壁と違和感が出ないように、同じ金属サイディングを張り、開閉式の蓋部分にも板金を施工しました。

細かい部分まで外壁全体と統一感が出るように仕上げています。

今回使用した立体的なiD塗装の木目調サイディングは、もともとの本物の木製サイディングよりも、さらに木目感が強く感じられる仕上がりとなりました。

金属サイディングでありながら、非常にリアルな木目調で、高級感のある外観になったと思います。

仕上がりもとても美しく、お客様にも大変満足していただくことができました。

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