6寸勾配の危険な屋根で、天窓2ヶ所を撤去

施工内容 屋根カバー工事
使用材料 マックスハイプルーフ
施工期間 1週間
価格 180万円

― 判断と安全を優先したマックスハイプルーフ施工事例 ―

目次

屋根カバー工事 マックスハイプルーフ

御依頼の経緯

今回のお問い合わせは、少し驚きのあるご縁でした。

お客様は、私どもの富士営業所として使用している、富士市の看板が出ている事務所をご覧になり、お電話をくださいました。

現場は長泉町で、弊社からは約25キロほど離れた場所です。

正直なところ、そこまで離れた場所で看板を見ていただいていたことには驚きましたが、お仕事の関係でこの道をよく通られていたそうで、以前から気にかけてくださっていたとのことでした。

また、息子さんも同じ道を通られているそうで、親子で印象に残っていたと伺いました。

現場調査では、「天窓から雨漏りがする」とのご相談でした。

建物は築約40年で、20年ほど前に増築されているとのことでしたが、確認すると、増築した部分の屋根のほうが本屋根よりも明らかに傷みが進んでいる状態でした。

ちょうど屋根材が農安へ切り替わった時期の工事だったようで、その影響も大きいと判断しました。

天窓自体も年数が経っており、今後も雨漏りリスクが残る状況だったため、今回は天窓を撤去し、塞ぐ工事をご提案しました。

修理ではなく「撤去して終わらせる」という判断になりますが、

この先のことを考えると、私はこの方法が一番確実だと考えました。

その内容でお見積りを提出し、ご納得いただいたうえでご成約となりました。

安全対策と下地工事

今回の現場は、6寸勾配があり、正直に言ってかなり危険度の高い屋根でした。

この勾配になると、「屋根足場を組むかどうか」を本来はしっかり迷う必要があります。

屋根足場を組めば、安全性は確保しやすくなります。

ただしその反面、

  • 予算が大きく上がる
  • 足場があることで施工自体がやりにくくなる
  • 解体時や、踏ん張り用のジャッキによって屋根を傷つけてしまうリスクがある

といったデメリットも無視できません。

安全のために設置したはずの屋根足場が、

逆に屋根を傷めてしまう可能性がある。

この点は、私はいつも慎重に考えています。

今回は現場状況を踏まえた結果、

屋根足場は設置せず、安全帯を着用したうえで、親綱・子綱を張り巡らせる方法が、

安全性・施工性・建物への負担のバランスが最も良いと判断しました。

その体制を整えたうえで、

天窓2ヶ所を撤去し、ルーフィングまで施工しています。

使用したのは、粘着層付きルーフィングです。

危険な現場ほど、

「何を足すか」よりも

「何をやらないか」

この判断が大事だと、改めて感じた現場でした。

マックスハイプルーフ本体取り付け

今回使用している屋根材は、マックスハイプルーフです。

マックス建材の中でも、いわゆる最高級グレードにあたる屋根材になります。

私がよくご紹介しているレクトプルーフと比べると、

まず分かりやすい違いは、厚みが0.6mmあるという点です。

このわずかな差ですが、実際に施工すると安心感が違います。

また、フッ素塗装についても、

マックスハイプルーフはフッ素の含有量が多く、

耐候性という点でも一段上の屋根材だと感じています。

私から見て、決定的に違うと感じるのは、軒先部分の構造です。

一般的な屋根材は、軒先も2段目、3段目も、基本的には同じ形状の本体を使います。

しかし、マックスハイプルーフは、軒先専用の屋根材が用意されています。

この軒先専用材があることで、

見た目が非常に引き締まり、正直かなりかっこいいです。

それだけでなく、納まりや耐久性の面でも、よく考えられていると感じます。

ただし注意点として、

6寸勾配は本当によく滑ります。

屋根材が良いから安全、という話ではありません。

だからこそ、材料の性能だけに頼らず、

施工方法と安全対策を含めて、慎重に進める必要がある現場でした。

棟板金を取り付け完成

最後に棟板金を取り付けて、工事は完成です。

前回使用したマックスハイプルーフは、

艶ありのブラックで、光をよく反射し、とてもシャープな仕上がりでした。

一方、今回のグリーンは、艶を抑えたマットな質感で、

派手さはありませんが、落ち着いた印象の屋根になったと思います。

同じ屋根材でも、色や質感が変わるだけで、

建物全体の雰囲気は大きく変わります。

このグリーンは、個人的にもかなり好みの仕上がりです。

また、建物の裏側が集合住宅の駐車場になっていたため、

ほとんど雪が降らない地域ではありますが、

万が一を考えて、雪止め金具をサービスで取り付けさせていただきました。

正直なところ、私自身が気になった、というのが一番の理由です。

作業終了後、最終チェックのために私が現場に伺った時には、

すでに親綱・子綱が撤去されていました。

6寸勾配の屋根ということもあり、

チェック中は正直、少し怖さもありましたが、

仕上がり自体は問題なく、きれいに納まっていました。

これにて、無事完成です。

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