銅板加工品の作り方
銅板加工品の作り方
先日の下請けリフォーム工事の現場の最後に
この様な丸桁と呼ばれる箇所がありました。
今では伸び縮みする既製品の物が使われる
事が主流ですが垂木にしても桁にしても
大工さんが取り付ける場合は既製品ですが
我々のような専門屋が付ける場合には既製品は
恥ずかしくて付けれません、作ります。
先ず型を取り銅板を切ります
タガネで線を打ち出します。
縁を内側に5mmくらい曲げます
少し銅板を膨らませるかんじでハンマーの
尖った方で擦ります。
今度はハンマーの太い方で大きく擦り
立体感をだします。
少し大きめのハンマーの尖った方で表と裏から
交互にひたすら叩きます。
銅板で帯を作り、ハンダ付して行きます。
一度仮付けしてから一気に留めます。
こんな感じです。
現場に収めて完成です。
銅板なので始めはピカピカですが直ぐに
茶色くなり最後は緑色になります。
制作には小1時間程かかりますが銅の制作物の
中では簡単な部類になります。
