金属屋根の温水器や太陽光パネルの相性

金属屋根の温水器や太陽光パネルの相性

コチラは先月に完工した現場でご紹介も

 
致しましたが今回は温水器の屋根との相性
 
の事です。

現場調査時にはなんの異常も無さそうな

 
感じでしたが、

近くで見たら温水器パネルは傾いていて

 
屋根材には穴が複数空いていました。
 
これは電食と言って違う種類の金属を
 
触れさせた状態で放って置くと片方が
 
分解されてしまいます、特に銅板は弱いので
 
穴が空き易い建材です。
 
太陽光パネルも銅板の屋根には設置しては
 
いけない事になっています、理由としては
 
漏電した時に電気が廻り易く危険だから
 
と言う事ですが、電食の事もあるかと思い
 
ます、

取り敢えず一旦、温水器を違う面に仮置き

 
して

屋根を修理するのですが、同じ銅板で直して

 
も穴が空き易い為にガルバリウム鋼板の
 
立て葺きを施工します、下地にはガッチリと
 
補強のラーチ合板とゴムアスルーフィングを
 
貼ってます。

上部は板金役物で既存の棟に差し込むのですが

 
厳密に言えば、此処で電食は発生してしまいます
 
でも面積的には銅の部分が大分減りますので
 
軽減された感じです。

その後、温水器を戻したのですが今迄は

 
ステンレスの針金で釣っていただけなので
 
安全性を考えアングルを使い二重で押さえ
 
ています。厳密に言えばまたここでも
 
ステンレスとガルバリウム鋼板の電食は
 
発生していますが、ステンレスと銅板よりは
 
大分良いです。

最後に雪止め金具を取り付けて終了です。

 
本当にしつこいんですが実はここでも
 
電食は起きますガルバリウムと鉄です、
 
でもここまでは気にする必要は無いレベルです。
 
電食を気にせずにソーラーパネルや温水器を
 
載せるとなるとコロニアルや瓦屋根に
 
なってきますが今度は割れの心配が出ますので
 
屋根家の観点からすると屋根には何も設置
 
しないで頂きたいのが本音です。
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