屋根の雨仕舞い 其の3
屋根の雨仕舞い 其の3
今回で3回目になってしまいましたが
メーカーの部材だけでは完成出来ない
板金工事をかじったくらいの業者では
出来ない現場です、上の画像のような煙突
は雨漏りしやすいのにコーキングも使えない
とても難しい収まりです。
勾配が低くて横葺きは出来ないので立葺きに
変更します。
が大変になるので新しい壁材をカバーした
方が早いです。
下敷きの下の部分を屋根材に乗せて屋根材
を施工しカバーで挟む感じです
雨水を板金の受皿に入れて屋根の中を通して
屋根材の下の切れ込みから外に出す細工
をしておいて
見えないけど水を排出する為の下敷きの
様な細工がされています、その見えない部分が
雨仕舞いです、この雨仕舞いは仕事が出来ない
職人ほどコーキングに頼ってしまいます、
でもコーキングは板金の伸縮や劣化で
切れたら終わりです、我々もコーキングは
使いますが補助的に使う位ですし板金の裏
とか重ね部分の内側とか見えないように
使います、見える箇所は紫外線が当たるので
劣化が早いです。
この雨仕舞いは屋根にも壁にもあります
これを理解していない業者さんに
雨漏り調査や修理を頼んでしまうとトラブル
が起き易いので注意が必要です。