塗装ブームの弊害

塗装ブームの弊害

今日は屋根塗装のお見積りからスタートでした

 

お施主様が何回か塗装していたようですが、

 
塗装してもしなくても薄く板金ですので
 
錆びる箇所はこのように錆びます。
 
昔の板金は今のガルバと違い特に錆びやすい
 
ので塗装などせずに速やかにガルバに
 
取り替えた方がお得です、塗装では長持ち
 
できませんし早く修理しないと下地がどんどん
 
痛んでしまい、とても危険です。

2件目の屋根はコロニアルですがヒビが多く

 
カバーしか出来ません。

この屋根材は発売された年代により成分が

 
違うので年数でメンテナンスをするのは
 
難しいです、コチラもよく塗装されてますが
 
見た目は良くなるけど寿命は縮まるので
 
なるべくなら塗装は避けた方が無難です。

屋根は痛んでしまってましたが外壁材は

 
凄く綺麗で築17年でもチョーク現象も全く
 
ありません、違う業者さんが来てもう塗装しない
 
と壁が駄目になると聞き心配されてましたが
 
塗装する必要は全くありません、そもそも
 
塗装したからといって外壁材自体の寿命は
 
それ程変わりません。
 
 
近年の塗装ブームで価格競争で金額は安定して
 
きてはいるのですが、リフォーム業者さん
 
の営業さん達も外装リフォーム=塗装と言う
 
方程式が成り立ってしまっていて間違った
 
知識でお客様を惑わせてしまっています。
 
 
今の時代は塗装しなくて良い材料も
 
沢山使われていて、それを知らずに塗装して
 
その機能を全部壊してしまう事も当たり前
 
にありますので、塗装したら長持ちって
 
考えは当てはまらない事の方が多いようです。
 
この現調の間にも事務所にご相談にいらした
 
御夫婦も外装の塗装の事で悩まれていました
 
 
塗装は世間の皆様が思っている程、万能では
 
ありません!
 
0.01mmの塗膜で何十年も雨風に晒された
 
外装材を元通りに直したり、この先何十年も
 
外装材を保護する事は出来ません!
 
塗装後ピッカピカになっても、それは外装材
 
のほんの1000分の1程度の表面に色が着いた
 
というだけの話だと言う事実を考慮して
 
リフォームをする理由と予算と総合的に
 
考えて納得のいくプランを私はお客様に
 
御提案しています。
よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
目次