金属サイディングカバー工事で重要な配管・配線まわりの板金納め

現在進行中の金属サイディングカバー工事の現場です。

今回は、建物から出ている配管や配線まわりの処理についてご紹介させていただきます。

外壁には、電気の配線、エアコンの配管、給湯器まわりの配管など、建物から外に出ているものがいくつもあります。

新築時であれば、外壁を仕上げた後に、こういった配管や配線を取り付けていくことが多いのですが、リフォームで外壁を後からカバーする場合は、そこが少し難しい部分になります。

理想だけを言えば、一度すべての配管や配線を外し、金属サイディングを張ってから、もう一度きれいに復旧する方法もあります。

ただ、そこまで行うと、電気屋さんや設備屋さんの工事も必要になり、かなり費用がかかってしまいます。

そのため、私たちの工事では、なるべく配管や配線はそのままの状態で残しながら、外壁を張れるように考えて施工しております。

こういった部分には、コの字型のような板金を加工して、配管や配線まわりを隠すように納めることが多いです。

ただし、その板金だけで納めようとすると、裏側が見えてしまったり、雨水がまわりやすくなったりすることがあります。

そこで、外壁材と同質の板金コイルを毎回取り寄せ、下敷きのような役割で裏側に入れたり、先に板金を仕込んだりしながら納めていきます。

見た目としては、どうしても多少の違和感は出る部分ではあります。

しかし、配管を全部外してやり直したとしても、最後にはコーキング処理が必要になることも多く、完全に何もなかったように見せるのはなかなか難しい部分です。

配管や配線まわりをすっきり見せるだけであれば、一度すべて外して、外壁を張った後に付け直す方法もあります。

ただ、雨仕舞いや、長くきれいな状態を維持することを考えると、むやみに外さず、板金でしっかり納めた方が良い場合も多いです。

特に私たちは、透湿防水シートの段階で防水処理を行い、その上で板金を加工して納めていきます。

表面だけをコーキングでごまかすのではなく、できるだけ内側の防水と板金の形で雨水を処理することを大事にしております。

こういった配管や配線まわりは、金属サイディングカバー工事では、ほぼ必ず出てくる部分です。

そして、とても時間がかかるポイントでもあります。

まっすぐ広い面を張っていく作業とは違い、一つひとつ現場に合わせて加工しながら納めていく必要があります。

このような細かい部分は、マニュアルにすべて載っているわけではありません。

建物の形、配管の位置、既存の外壁の状態によって、毎回納め方が変わります。

だからこそ、職人の腕の見せどころになる部分だと思います。

金属サイディングのメリットの一つは、見える部分にコーキングを多用しなくても納めやすいところです。

実際には、こういった配管まわりの表面にコーキングをたくさん使って仕上げる業者さんも多いと思います。

もちろん、それがすべて悪いというわけではありませんが、私たちはできる限り表面にコーキングを出さず、板金の加工で納めることを心がけております。

手間はかかりますが、長く見た時の見た目や耐久性を考えると、とても大切な作業です。

金属サイディングカバー工事は、ただ外壁を張ればいいというものではありません。

こういった細かい部分を一つひとつ丁寧に納めていくことで、仕上がりと耐久性に差が出てくると思います。

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