








破風板の復旧工事の続きです。
古くなった破風板を外し、片面の木下地が出来上がった状態からのスタートとなります。
今回は、もう片方の切妻側の破風板も補強を行い、下地を完成させていきました。
このような工事は、ただ古い破風板を外して新しい板を取り付ければ終わり、という単純な作業ではありません。
下地の腐食具合や、どこまで木材が傷んでいるかを確認しながら、その場その場で補強方法を考えていく必要があります。
特に今回のように劣化が進んでいる場合は、見えている部分だけで判断することはできません。
実際に外してみて、初めて中の状態がわかることも多くあります。
そのため、作業としては時間も手間もかかりますが、ここをしっかり直しておかないと、せっかく板金をきれいに仕上げても、長く安心できる状態にはなりません。



下地の補強が終わった後は、あらかじめ作業場で加工しておいた板金役物を取り付けていきます。
破風板の下地まで仕上げ、その上から加工しておいた破風板板金を取り付けました。
屋根面には、石付き屋根材のセネターを取り付け、最後に棟板金を取り付けて、片側の工事は完成となります。
こちら側は比較的スムーズに進みましたが、まだもう片側にも同じ作業が残っています。
もう片方も腐食具合は、実際に外してみないとどの程度なのかわかりません。
そのため、不安な部分もありますが、今回と同じようにしっかり状態を確認しながら、必要な補強を行い、後日作業を進めていきます。
以前にも書いたと思いますが、このような作業にはマニュアルも設計図もありません。
現場の状態を見ながら、どう補強すれば長く安心できるかを自分たちで考え、判断して進める必要があります。
その分、責任も大きい作業ですが、無事に形になった時の達成感も大きい工事です。