








静岡県袋井市で、屋根の現場調査に伺いました。
こちらのお客様は、私の「屋根屋のノブ」のYouTubeやSNSなどを見て、屋根リフォームについて大変勉強されている方だと伺っておりました。
現地で屋根を確認させていただくと、今回の屋根は全体的に勾配が緩い屋根でした。
お客様からは、横葺き屋根をご希望されているというお話がありましたが、私は正直に、現在の屋根勾配を考えると、横葺き屋根はあまり推奨できませんとお伝えしました。
特に下屋根の部分は2寸5分勾配でした。
2寸5分勾配というのは、横葺き屋根にとってはかなりギリギリの勾配です。
そのため、この部分に関しては、推奨できないどころか、できればやめた方がいいと思いますとお伝えしました。
また、上の大屋根は3寸5分勾配でした。
3寸5分勾配であれば、横葺き屋根がまったくできないというわけではありませんが、それでも私の考えとしては、粘着層付きルーフィングは必ず使用した方がいいとお伝えしました。
すると、お客様から、
「ノブさんだったら、この屋根には何を推奨しますか?」
と聞かれました。
そこで私は、1寸5分勾配から対応可能なマックス建材のレクトプルーフや、マックスハイプルーフを推奨しますとお伝えしました。
今回の屋根のように勾配が緩い場合、屋根材選びはとても重要です。
デザインや金額だけで選ぶのではなく、その屋根の勾配に本当に合っている屋根材なのかを考えなければなりません。
その結果、今回はレクトプルーフとマックスハイプルーフの2種類でお見積もりを作成することとなりました。



現場調査の後、お客様と30分ほど雑談をさせていただきました。
その中で、お客様がいろいろな業者さんにお見積もりを依頼されていたことを伺いました。
ただ、どの業者さんも、私の動画やネットで見て勉強した内容と、話している内容が違うという違和感があったそうです。
その違和感が積み重なり、だんだんと近くの業者さんに対して信頼が置けない気持ちになってしまったとおっしゃっておりました。
中には、一度は粘着層付きルーフィングでお見積もりをしていたにもかかわらず、材料不足を理由に、ワンランク下の改質アスファルトルーフィングでも大丈夫ですという業者さんもあったそうです。
また、電話相談の段階で、
「粘着層付きルーフィングを使用したいのですが」
と相談したところ、
「そんなルーフィングは使うことはありません。改質アスファルトルーフィングで十分です」
と言われ、その仕様で見積もりを取らせてくださいという業者さんもあったそうです。
屋根工事のお見積もりにもかかわらず、来られた方の多くが塗装屋さんだったということで、話がかみ合わなかった部分もあったようです。
実は、こういった話は今回のお客様だけではありません。
私の別のお客様でも、粘着層付きルーフィングを使用したいと希望しているのに、
「今は材料がないから無理です」
「違うルーフィングでも十分です」
というような話をされたケースを、私も何度も耳にしております。
ですが、私はここは絶対に妥協してほしくない部分だと思っています。
材料不足の時に、無理に工事を進める必要はありません。
本当に必要だと思う仕様があるのであれば、そこを落としてまで工事をするべきではないと思います。
特に屋根は、完成してしまえば中身が見えなくなります。
ルーフィングは屋根の防水にとって非常に大切な部分です。
だからこそ、屋根材だけでなく、その下に使用するルーフィングまでしっかり考えて工事をすることが大切です。
ちなみに、うちに関しては、今のところ資材不足には陥っておりませんので、その点は大丈夫です。
今回のように、屋根勾配が緩い現場では、無理に横葺き屋根を選ぶのではなく、その屋根に合った屋根材を選ぶことが何より大切だと改めて感じました。
屋根工事は、見た目だけではなく、雨仕舞いと防水性を第一に考えるべき工事です。
これからも、お客様にとって本当に安心できる屋根工事をご提案していきたいと思います。