石付屋根材の洗浄をやってみて分かった、正直な違和感と本音

本日のテーマは、石付屋根材の洗浄についてです。

こちらのお客様は、約8年前に私どもで施工させていただいたお客様になります。

屋根材の色がグレーだったこともあり、年数の経過とともに水垢や苔が目立ってきたため、

「一度洗浄してほしい」というご依頼をいただきました。

石付屋根材の最大のネックは、やはり

水垢などの汚れが付着しやすいという点です。

この点については、発売当初から

「他の商品より汚れやすい屋根材です」

という説明は、きちんとお伝えしています。

ただ、実際に使ってみると、

地域差・立地条件による差がかなり大きく、

  • ものすごく汚れやすい場所
  • 15年経っても、そこまで汚れていない場所

この差がはっきり出ます。

対策としてよくお話しするのは、

水垢は黒く出るため、黒系の色を選ぶという方法です。

しかし、今回のような瓦形状の石付屋根材の場合、

グレーを選ぶことで、見た目がより瓦に近くなります。

そのため、今回の現場でも

お客様はデザイン性を重視して、グレーを選択されました。

正直なところ、

私たちも屋根に登るまでは、

ここまで黒くなっているとは思っておらず、

実際に見て驚いてしまいました。

メーカー側の対策としては、

**「デコール」**という石付屋根材専用の洗浄剤が発売されています。

私ども施工店としては、

メーカーが推奨している洗浄剤を使用する必要がありますので、

まずは説明書どおり、

  • 噴霧器で原液のまま洗剤を散布
  • 15分以上放置
  • 強めの水で洗い流す

という作業を行いました。

しかし、説明書に書かれているような効果は一切ありませんでした。

次に、

「落ちない場合はブラシでこすってください」

という指示に従い、その作業も行いましたが、結果は同じです。

さらに、

「それでも落ちない場合は、高圧洗浄機を弱めにして使用してください」

とあり、ここでようやく汚れは落ちました。

ただし、正直な感想としては、

これは洗剤の力ではなく、単純に洗浄機の力だなという印象でした。

そこで職人が試しに、

洗剤を使わず、洗浄機だけで洗ってみたところ、

洗剤を使った場合と、使わなかった場合で、効果は全く同じでした。

つまり、

この洗剤は意味がなかったという結論になります。

この洗浄剤、税込みで約6万円します。

もし洗浄のたびにこれをお客様に請求していたとしたら、

石付屋根材を選んでくださったお客様に対して、

とても失礼な話だと私は思います。

私は施工店としてだけでなく、

一人の消費者として、

この点はメーカーさんに直接訴えていこうと考えています。

お客様からすれば、

「メーカーが推奨している商品を使ってほしい」

と思うのは当然です。

ただ、

洗浄効果が上がると勘違いして、高額な商品にお金を使ってしまう

これは絶対に違うと、私は思っています。

結果として、洗浄自体は無事に終わり、

屋根はきれいになりました。

ただ、正直なところ、

私の中には少しわだかまりが残った現場でもありました。

こういった不具合や違和感を、

いちいちお客様に伝える業者は少ないかもしれません。

しかし私は、

正直に、すべてをお伝えする

そのスタンスでやっています。

今回の件も、その一つとして、

このブログでお知らせさせていただきました。

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