




型取り
和風のお宅の玄関ポーチの剥き出しの桁の両サイドのカバーなんですけど、取り敢えず現場で型を取りそれを銅板にケガいて切り出します。
商品名もタガネで合ってるかも分からないのですが自分で丸い鉄の棒を切って叩いて作った物で地道に線を打ち出していきます。
ちょっと画像では分かり難いとは思いますが今度は周りの切り口部分を5mm位直角に折り曲げて行きます、コレは後でハンダ付けする為なんですが満遍なく曲げないとハンダが上手く付かないので地道にハンマーで少しずつ曲げて行きます
先が丸いハンマーで縁を押し出して行きます、簡単そうに見えますが慎重にやらないとボコボコになる作業でなかなかコツが有ります。
先程迄は木の断面の皮の部分の再現で少し手間が掛かるのですが、コチラは木の中身の再現でそれほど難しい作業では有りませんが片側からだけ叩くとすぐに膨らんでくるので何回もひっくり返しながら叩いて行きます、調子に乗って何も考えずに叩くと縁まで叩いてしまうのでそこは注意が必要です。
帯をハンダ付けして完了です、今はコレも既製品があり型取りしなくても周りの部分がジャバラで伸び縮みする仕組みの物が売っていて、それを大工さんが付けてる事が多いのですが、なんだか味気ないですやはりハンドメイドの一品物がスッキリとカッコいいです、若い頃は銅板加工が結構有りましたが今は殆ど有りません一応出来ますと言う事を伝えたかったブログです、ありがとうございました。