








| 施工内容 | 屋根カバー、外壁塗装、雨樋取り替え |
|---|---|
| 使用材料 | レクトプルーフ、PC50 |
| 施工期間 | 1ヶ月 |
| 価格 | 250万円 |




今回の工事は、「雨漏りをすぐに直してほしい」という一本のお電話から始まりました。
お客様のお話では、何の前触れもなく、2階の一室の天井に水が溜まり、大きく膨れ上がってしまったとのことでした。実際に、かなりの量の雨水がバケツに溜まったそうで、お客様としても、もう部分的な修理ではなく、最初から屋根カバー工事を考えたいというご希望でした。
まずは応急処置として、職人と一緒に現地へ向かい、雨漏りしている箇所を確認しました。そのうえで、屋根の上から粘着層付きルーフィングを貼り、雨水の侵入口を塞ぐ作業を行いました。
この応急処置によって、雨漏りは完全に止まったそうです。
原因を確認すると、化粧スレートが割れていました。通常、化粧スレートは重なって施工されているため、表面の1枚が割れただけでは、すぐに大きな雨漏りにつながらないこともあります。
しかし今回は、上の1枚だけでなく、その下に重なっているスレートまで割れてしまっていました。そのため、雨水がそのまま内部へ入り込み、大きな雨漏りにつながってしまったと考えられます。
割れ方を見ると、どこかから物が飛んできて当たったような印象もありました。
ただ、問題はそこだけではありません。
その後、屋根塗装工事が行われていたようなのですが、塗装した際に、この割れを確認していたにもかかわらず、コーキングを塗っただけで、そのまま塗装されていたように見えました。
せめてこの時に、割れている部分へ防水用の差し込み板金などを入れていれば、今回のような大きな雨漏りにはつながらなかったのではないかと思います。
今回は屋根カバー工事を行うため、足場を設置することになります。
そのタイミングに合わせて、外壁塗装も一緒に行いたいというお話もいただきました。また、雨どいも部分的に壊れている箇所があるため、今回は雨どいもすべて取り替える内容でご依頼をいただきました。







屋根工事と外壁塗装を一緒に行う場合、毎回考えなければならないのが、どちらの工事を先に進めるかという段取りです。
現場の形状や工事内容によって順番は変わりますが、基本的には下屋根がある場合、先に外壁塗装を終わらせることが多いです。
下屋根がある状態で先に屋根工事を仕上げてしまうと、その後の外壁塗装の時に屋根を汚さないよう養生をしなければなりません。
しかし、先に外壁塗装を終わらせておけば、屋根工事の際に下屋根を仕上げる流れにできるため、無駄な養生や手間を減らすことができます。
今回の現場も下屋根があったため、先に外壁塗装を進める段取りにしました。
さらに今回は、雨どいの交換工事も一緒に行う予定でした。
そのため、先に既存の雨どいを取り外しておけば、外壁塗装もしやすくなります。
特に鼻隠しの部分は、雨どいが付いたままだとどうしても塗りにくい箇所になりますが、雨どいを外してから塗装することで、隅々までしっかり塗ることができます。
塗装屋さんとしても、とても作業しやすい状態だったのではないかと思います。
外壁の色はツートーンで仕上げ、軒天、鼻隠し、幕板、破風板などの付帯部もあわせて塗装を行いました。
屋根工事、外壁塗装、雨どい交換を一緒に行う場合は、このように工事の順番をしっかり考えることが大切です。
ただ工事を進めるのではなく、後の作業がしやすくなるように段取りすることで、仕上がりにもつながっていきます。







屋根カバー工事は、今回も私たち一押しのマックス建材の商品、レクトプルーフで施工いたしました。
下葺き材には、粘着層付きルーフィングのカスタムライトを使用しています。
まずは、先付けの役物を取り付けてから、屋根本体の施工に入っていきます。
この先付けの役物も、非常に雨仕舞いのことを考えて作られている商品です。
屋根工事で大切なのは、表面の屋根材だけではありません。
万が一、雨水が内部に回ろうとした時に、どのように水を逃がすのか、どのように下地まで水を回しにくくするのかがとても重要になります。
その点で、レクトプルーフは非常に優れた屋根材だと感じています。
下地まで水が回りにくい屋根材としては、これ以上に安心できる商品はなかなかないのではないかと、私自身も自負しております。
また、表面も複層塗装となっているため、耐久性の面でも非常に安心感があります。
カバー工事でこの屋根材を使用すれば、今後の雨漏りの心配も大きく減らすことができます。
今回のように、すでに雨漏りが発生していた屋根でも、粘着層付きルーフィングとレクトプルーフを組み合わせることで、しっかりとした防水性能を確保することができます。
お客様にも、これから安心して住んでいただける屋根になったと思います。







こちらのお宅には、二種類のドーマーが屋根についておりました。
一つは、一般的によく見かける鳩小屋とも呼ばれるような形のドーマーです。
もう一つは、屋根の一部分だけ勾配を変えて、そこだけ屋根が上がるような形になっている、少し珍しいタイプのドーマーでした。
鳩小屋のような形のドーマーは、壁部分にある程度の大きさがありましたので、屋根本体と同じレクトプルーフで仕上げました。
一方で、勾配が違う段違いのような形の部分は、壁にあたる部分が細長い形状でした。
ここを同じ屋根材で仕上げてしまうと、少し見た目がごちゃついてしまい、あまり格好よく仕上がらない可能性がありました。
そのため、屋根に使われている板金と同じ種類の板金板を加工し、専用の役物を製作して取り付けました。
現場の形に合わせて加工した役物を取り付けることで、見た目もすっきりと納まり、とても良い仕上がりになったと思います。
屋根工事では、同じ材料で統一することが必ずしも一番良いとは限りません。
場所の形や大きさ、見え方に合わせて、屋根材で仕上げるのか、板金で加工して仕上げるのかを判断することも大切です。
最後に、雨どいを取り付けました。
今回は、パナソニックのアイアンPC50という、日本で現在最も普及している角どいを使用しています。
雨どいまできれいに取り付け、これにて屋根カバー工事、外壁塗装、雨どい交換工事が完成となりました。
ありがとうございました。