ケラバの雨仕舞い不良と屋根カバー工事の判断

この日は、以前に雨漏り調査を行い、原因が屋根にあると判断したお客様のもとへ、

屋根カバー工事のご契約に伺いました。

工事を進めるにあたって、まず最初に確認しなければならないのがトラックの駐車位置と足場の組み方です。

こちらのお宅には駐車スペースが1台分あるのですが、そこに車を停めてしまうと、その部分に足場が組めなくなるという問題がありました。

そのため、現地の写真を撮影し、

「この部分を外した状態で足場を組むことは可能か」

という相談を、事前に足場業者さんと打ち合わせしました。

こうした段取りを工事前に詰めておかないと、現場が始まってから無駄な手戻りが発生してしまいます。

今回の雨漏りですが、お客様は長年悩まされていたそうです。

私が伺う前にも、すでに3社ほど業者さんが調査に来ていたとのことでした。

ただ、そのどの会社さんも

「原因が分からない」

「難しいので足場をかけて再調査が必要」

「1時間以上水をかけても特定できなかった」

というような結果で、結局雨漏りは直らないまま終わっていたそうです。

正直なところ、この時点で私は少し違和感を覚えました。

実際にお話を伺い、ヒアリングをした段階で、私はすでに原因の目星がついていました。

屋根のケラバ部分、いわゆる端部の雨仕舞いに問題があると感じたからです。

そこでお客様に

「多分もう分かりましたので、少しだけ放水させてください」

とお伝えし、実際に水をかけたところ、すぐに雨漏りが再現しました。

お客様はとても驚かれていましたが、私からすると、特別難しい雨漏りではありません。

むしろ、この程度の事例を3社が特定できなかったという事実に、正直なところ驚きました。

雨漏り調査は、闇雲に水をかければ良いわけではありません。

建物の形状、風向き、雨の入り方を想定し、

「どこから入るか」を仮説立てて検証することが重要です。

今回のケースでは、原因がはっきりしていたため、

部分補修ではなく、再発防止を考えた屋根カバー工事をご提案しました。

雨漏りは、直ったように見えても再発するケースが非常に多いです。

だからこそ、原因を正しく突き止めた上で、工事方法を判断することが何より大切だと、改めて感じた現場でした。

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