









今回のお題は、
陸屋根の屋上防水の補修工事についてです。
こちらの建物は、約1年前に
「結構雨漏りがしているので、とりあえず止めてほしい」
というご相談をいただき、伺いました。
当時は、
・全面やり替えではなく
・あくまで応急的な補修
という前提で工事を行い、
結果として雨漏りは無事に止まりました。
その際にもお伝えしていたのが、
補修なので、どれくらい持つかは正直わかりません
劣化自体は、今後も進行していきます
という点です。
それから1年。
雨漏り自体は再発していないものの、
「今の屋根の状態を一度見てほしい」
ということで、再度点検に伺いました。
正直、この時点で
嫌な予感はしていました。




実際に屋上に上がって確認すると、
やはりというか、想定通りというか…。
・以前補修した箇所の周辺
・まったく別の新しい箇所
塩ビシートが切れ、穴が増えている状態でした。
この屋根に使われているのは
塩ビシート防水です。
防水材としては性能も高く、
決して悪い材料ではありません。
ただし、
塩ビシート防水には、
はっきりした特性(弱点)があります。
その結果、
シートが縮んだ際に引っ張られ、
切れたり、裂けたりする
というトラブルが、実際によく起こります。
今回は、
新たな補修箇所が合計25カ所。
補修方法としては、
という、
できる限り耐久性を考えたシンプルな補修工事です。
建物は三階建ての大きなアパートで、
高所作業車も最大まで伸ばして、
ギリギリ屋上に届くような条件でした。
面積もかなり広いため、
防水を全面やり直すとなると、
正直 かなりの金額がかかります。
ただ、
1年間で補修箇所が25カ所増えている
という事実を見ると、
「この塩ビシート防水が、
この先、長く持つとは言い切れない」
ということも、
包み隠さずお伝えしました。
止まっている=安心
ではない。
これが、
陸屋根防水の現実だと思っています。