外装リフォームの経営者目線からの相見積もりの危険性
2020年5月15日更新
外装リフォームの経営者目線からの相見積もりの危険性
瓦下ろしという最もハードな作業中ですので
自分も現場調査と見積りに力を入れていきます。
のでハードな作業は出来なくなりました。
肩が治るまでヤレる事を頑張るしかないです。
が、昔に比べると相見積もりが凄く多いです。
10年位前ならば私の方からお客様に相見積もり
をして御納得の上工事された方が
良いですよ、と勧めていました。
でも最近はお勧め致しません。
何故ならお客様にメリットが少ない事と相見積も
りをする事で悪い業者に捕まる率が
上がってしまうからです。
理由は大きく分けて3つありま
す。
理由1
見積り書の内容の項目は同じでもリフォームの
場合は処理の仕方で工事内容が業者により
違うので書類だけで比べるのはプロでも難しい。
リフォームの場合は業者からお客様へ工事内容
を提案する事が多いのですが、工事の納まりは
細かく書いても伝わらないので、同じ工事内容
の記載でも丁寧な業者と手抜き業者で全然違う。
理由2
相見積もりと聞くと最後に一番安くやります
と持ちかけてくる。
相見積もりが全部でたら教えて下さい、一番
安くやりますって業者さんも居ます、同じ工場
で作られた電化製品ならば問題無いのですが
現場作業は見積り金額で内容を変える事は
いとも簡単です、初めから正規の見積りを
出せない業者は信用出来ません。
特に塗装工事は契約してしまえば恐ろしい位の
手抜きも出来てしまいます、業者間では
筒抜けなのですが一般のお客様には伝わりません
理由3
値段でも仕事が取れないと何回も通ったり
大勢で押し掛けてお願いしたり断れない状況
を造る。
この方法は古典的ですが今だによくあります、
そして、あの会社がそんな事しないだろう
とかチラシでニコニコして良い人そうとか
全然関係無くやります、私もお客様に聞いて
驚く位です、お客様は私の所で契約したかった
けど出来なくて申し訳無いですとの断りの電話
を貰った事は何回もあります。
対処法は?
効果的な対処法は無いのですが、全部の見積り
が出揃いましたらコチラから連絡しますと伝え
連絡の際には〇〇業者に決まり契約しました
ので御免なさいとキッパリと断りの電話を
入れる。
ここで少しでも値段を下げようと駆け引きに
出る事はお勧め出来ません。
リフォームって値段を下げようと思えば特に
塗装工事なんかは出来てしまうんです、でも
100万で契約して実行予算70万円の
正当な工事をして10年綺麗な工事と
70万円で契約して実行予算30万円の
手抜き工事をして1年で薄くなってる工事
ならば100万円の方が断然安いです。
コレはリフォーム業界では
本当によくある話なのです。
やっぱり業者も大変です見積り無料と言っても
仕事が取れなければ動いた分の賃金はマイナス
になります、
私も一件見積りを作るだけで机の上がこんなに
ゴチャゴチャになります、気持ちはわかります。
断りの電話があると凹みます、でも明るく
ありがとうございましたと電話を切ります。
多少の値引きには応じますが何十万円も落とせる
程の見積りを作ってる訳も無く質を落とす位な
ら素直に引きます。
業者選びは本当に難しいのですが相見積もりも
危険がいっぱいですので注意が必要です。