








| 施工内容 | 屋根カバー工事 |
|---|---|
| 使用材料 | マックスハイプルーフ |
| 施工期間 | 10日 |
| 価格 | 390万円 |





YouTubeを見てご依頼いただいた沼津市のお客様
今回ご紹介するのは、沼津市のお客様からご依頼いただいた屋根工事です。
弊社のある富士宮市からはそれほど遠い場所ではありませんが、市をまたいだ地域からのお問い合わせだったため、最初にお電話をいただいた時には「どうして弊社を知ってくださったのかな」と少し気になっていました。
実際に現場調査へ伺ってお話を聞いてみると、私のYouTubeチャンネル「屋根屋のノブ」の動画を見てくださっていたお客様でした。
すでに地元の業者さん数社から見積もりを取られており、ハウスメーカーさんからの見積もりも出ていたそうです。その中で業者を探しているうちに私の動画を見るようになり、「ぜひお願いしたい」と最初の段階から言っていただいていました。
実際にお見積もりを提出すると、すぐに「お願いします」とお返事をいただき、動画を通してここまで信頼していただけていたことを、とてもありがたく感じました。
今回お選びいただいた屋根材は、0.6mm厚の高級金属屋根材「マックスハイプルーフ」です。フッ素含有率80%のフッ素塗装が施された、非常に耐久性の高い屋根材です。
建物は平屋ですが、屋根面積は約210㎡もある非常に大きなお宅です。普段から地上から屋根がよく見える建物でもあり、私たちとしても非常にやりがいのある工事となりました。
既存屋根は化粧スレートで、以前ハウスメーカーさんで一度屋根塗装をされていたそうです。個人的には、その時点では塗装をする必要はなかったのではないかとも感じましたが、お客様としては勧められるまま工事をされたとのことでした。







初めて見る珍しい棟を撤去し、ルーフィング張りへ
こちらの既存屋根材は化粧スレートです。今回はカバー工事を行うため、まず棟部分を撤去してから下地となるルーフィングを張っていきます。
通常、化粧スレート屋根の棟には棟板金が使われていることがほとんどなのですが、こちらのお宅は非常に珍しい形状でした。
素材は化粧スレートに近いようなもので、30〜40cmほどの長さの部材を一枚ずつ重ねながら棟を作っているタイプです。私も長年屋根工事をしていますが、この形の棟を見るのは初めてでした。
通常の棟板金であれば比較的スムーズに撤去できるのですが、今回はそうはいきません。留めてある釘を一本一本抜きながら撤去していく必要があり、外す際には棟材自体もボロボロと崩れてしまうため、かなりの量のゴミも出ました。
職人たちも、この棟の撤去にはかなり苦戦していました。
棟を撤去しながら、順次ルーフィングを張っていきます。使用するのは、私たちがいつも使っている粘着層付きルーフィング「カスタムライト」です。
今回は屋根面積が約210㎡と非常に大きいため、カスタムライトも約21本使用しました。
さすがにこの面積を1日ですべて仕上げることはできず、棟の撤去作業もありましたので、2日間かけてようやく屋根全面の下地ルーフィング張りが完了しました。











真夏の暑さの中、マックスハイプルーフを施工
下地のルーフィングまで仕上がったら、いよいよマックスハイプルーフの施工に入ります。
まずは本体を葺く前に、軒先役物や下り棟の下地、谷板金など、先に取り付けておかなければならない役物や板金を施工していきます。その後、棟の位置を割り出し、マックスハイプルーフ本体を順番に葺いていきました。
施工した時期は真夏。屋根の上はかなりの灼熱状態でしたが、職人たちはいつもと変わらないペースで、黙々と仕上げてくれていました。
これだけ暑い時期になると、粘着層付きルーフィングの表面が熱で柔らかくなり、歩いた部分に足跡が残ってしまうこともよくあります。しかし今回は、そうした跡もほとんど確認できず、下地もしっかりとした状態を保ったまま本体施工を進めることができました。
本体を葺き終えたら、最後は後付けとなる板金役物を施工していきます。
棟板金、下り棟板金を取り付け、さらに谷部分では屋根材の切り口をそのまま見せず、専用のカバー部材を取り付けて仕上げます。
約210㎡という大きな屋根でしたが、細かい部分までしっかり納め、マックスハイプルーフの屋根工事が完成しました。






大型雨どいもすべて取り替えて、きれいに完成しました
屋根工事の最後は、雨どいの取り替えです。
もともと付いていた雨どいは大型タイプで、ジョイント部分のあちらこちらからポタポタと水が漏れていることを、お客様も気にされていました。そのため、今回の屋根工事に合わせて雨どいもすべて取り替えることになりました。
軒どいだけでも70m以上あり、一般的なお宅と比べても4〜5倍ほどあるかなりの量です。
既存の軒どいを支えていた吊り金具は、強化プラスチックのような素材でした。非常に硬く、雪の重みなどでも曲がりにくいというメリットはありますが、年数が経てばやはり劣化していきます。
今回はステンレス製の吊り金具へ変更しました。
ステンレスは強化プラスチックと比べると、雪の重みに対しては多少不利な部分もありますが、素材そのものが劣化しにくいという大きなメリットがあります。こちらの地域は雪がほとんど降らないため、今回は耐久性を考えてステンレス製を選択しました。
また、既存の縦どいは角型でしたが、今回は丸型の縦どいへ変更しています。
角型の縦どいは見た目がすっきりして格好いいのですが、四角形は方向によって内部の幅が異なるため、落ち葉などの異物が引っ掛かりやすいという弱点があります。
一方、丸型はどの方向から見ても直径が同じです。マンホールの蓋が丸いのと同じような考え方で、内部に引っ掛かる部分が少ないため、異物が詰まりにくく、後々のトラブルも起こりにくくなります。
そのため私たちは、特別な理由がない限り、縦どいについては丸型をおすすめしています。今回もその理由をご説明し、お客様にご了承いただいたうえで丸型へ変更しました。
今回は平屋のお宅ということもあり、屋根も雨どいも地上から非常によく見えます。
マックスハイプルーフの屋根と新しい雨どいがきれいに納まり、全体としてとても良い仕上がりになりました。
お客様にも大変喜んでいただき、私たちとしてもうれしい工事となりました。
この度はご依頼いただき、本当にありがとうございました。